コラム | 労働力を外国人に頼る前に

POST:2018.10.30

自民党が外国人労働者受け入れ拡大を目指す「入国管理法」の改正を目指しています。
これに関しては、内外から事実上の移民政策であるという反発も出てきています。

個人的には、仕方がないというかある意味必然の流れかなとも思いますが、その前にやるべきことや取るべき手段はないのかな?という思いもあり個人的な意見をつらつら書いてみようと思います。

人手不足が起きている業界は??

空前の好景気。雇用に関する数字も軒並み好調という中でなぜ外国人労働者を受け入れるという話が出てくるのでしょうか?
今回の外国人労働者受け入れ拡大は、「深刻な人手不足に陥っている業界」が対象のようです。
では、実際のところ人手不足が深刻な業界とはどういった業界でしょうか?

帝国データバンクが発表した昨年のデータを見ると、

1 情報サービス
2 家電・情報機器小売
3 放送
4 運輸・倉庫
5 建設

という結果だそうです。

これに介護や一次産業などの業界も人手不足であえいでいるわけですから、外国人の力を・・・!
となるのもわからなくはないですね。

しかししかしですよ・・・!!

先ず隗より始めよ

以前も記事に書きましたが、「先ず隗より始めよ」なんですよ。(⇒ https://createmyself.site/560/
人手不足に陥る原因というのははっきりしていて、

・低賃金
・長時間労働
・重労

だいたいこの辺が当てはまればアウトだと思います。複合的になっている場合は増してもうどうしようもない。
これらに加えて

・年間休日が少ない
・残業代含む賃金の未払いがある

こういったことが起こっていれば残念ながら人材獲得は難しいでしょう。
人手が足りない⇛労働力を増やそう
というのはいささか短絡的すぎませんかね?

まずは、既存の労働環境を改善して人が定着するようにする⇛少しずつ採用が増える⇛新しい人材も定着する
こういう循環をつくっていないと、いくら外国から労働力だけ流入させても結果は同じではないでしょうか?

小手先の対策は通じない

少子化が止まらず、国力維持のためにも外国人労働力というのは一つの選択肢です。
しかし、先述の通り安易に頼っても無意味だと思います。
既存の業界体質の改善を言い訳なく断行しなければ、もはや「外国人」だとか「日本人」だとかいう問題ではない話です。

先日も、有給休暇の強制取得が始まるといった内容のニュースがありました。(⇒ https://createmyself.site/1499/
こういった小手先のブラック企業対策ではなく、もっと根本的に改善しなければだめだと思います。

一番手っ取り早いのが、違反企業に対する厳罰化でしょう。
倒産のリスクが高まれば、無茶をする企業は減ると思います。
言ってしまえば、いきなり懲役刑でもいいんじゃないですか?

また、やはり女性の活躍を推進して国内の労働力を喚起しなければ。
そのためにも、保育園の拡充など「働きやすい環境づくり」を推進しなければなりません。

徹底的にホワイト化を目指さなければ、もう地盤沈下しちゃいますよ。

まとめ

こうして考えていけば、もっと包括的になおかつ長期的に取り組まなければ「人手不足」の問題は解決しないのではないかと思います。
労働力を食いつぶしながらの発展なんて、個人的にはまっぴらごめんですけどね。

割と重要課題だと思うので、もっと国会議員のみなさんも本腰入れて、安易な策に流されるのではなく、国民の幸福を考えたところで議論していただきたいなと願います。

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