• HOME
  • ビジネス
  • 起業を検討中の方必見!合同会社を設立するまで~第3回:設立までの流れ②~

ビジネス | 起業を検討中の方必見!合同会社を設立するまで~第3回:設立までの流れ②~

POST:2019.05.27

シリーズも長くなってきましたが、いよいよ定款の作成と認証についてです。

早速始めましょう!

定款(ていかん)とは?

定款を作成する前に、まずは定款とは何かということについて見ていきましょう。

定款とは・・・
公益法人・会社・協同組合などの社団法人の目的・組織・活動などに関する根本規則。また、それを記載した書面。(デジタル大辞泉)

とあります。

俗に、「会社の憲法」とも言われるくらい重要なものです。

定款に記す事項は、「会社の商号(名前)」、「事業の目的(事業内容)」、「資本金」、「本店所在地」、「機関設計」、「事業年度」などなどとなります。
つまり、前回の記事で解説したような内容を落とし込む作業となっていきます。

この定款は、ただ作成するだけでは無意味です。
会社を設立する所在地を管轄している「公証役場」にて認証してもらう必要があります。

この認証手続きがなされていない定款は全く意味をなさないので、必ず認証してもらいましょう。

とは言え・・・
普通に生活していれば公証役場に書類を提出する機会はなかなかありません。
書類の作成も難しそう・・・

と尻込みしてしまいそうになります。

そんな人にオススメなのが、「会社設立freee(フリー)」というサービスです!

これは、クラウド会計サービスで有名な「クラウド会計freee」で有名なfreee株式会社さんが提供しているサービスとなります。
株式会社や合同会社といった法人の形態に合わせて、設立までに必要な書類の作成などをやってくれるという画期的なサービス!
管理人は、福岡市の創業支援センターに行った際に教えていただきました。

この「会社設立freee」で一気に設立までの手間を短縮していまいましょう!

会社設立freeeを使って簡単に定款作成!アカウント登録~定款の認証まで

会社設立freeeの登録はかなり簡単です。
商号とメールアドレス、そしてパスワードを登録しましょう。
登録されればメールが来ますので、そのメールに従ってログイン。
これだけです。

そして、さっそく設立する企業の情報を入力していきます。
前回の記事で紹介した5W1Hに則って入力していくだけですので楽ちんです。

まずは商号。

「合同会社〇〇」あるいは「〇〇合同会社」を選びます。
株式会社でいうところ前株後株ですね。
〇〇の部分には自分で決めた会社の名前を入力します。
※なお、会社の名前には使用できない文字があります。
一般的に使用される「漢字」「ひらがな」「カタカナ」「アルファベット」等は使用可能。
記号も「&」「・」「’」「-」「.」などは使用できますが、「@」「★」「!」「%」などは使用できません。
事前によく確認されてください!

そして、会社の住所を入力します。

ここでは、ご自宅の住所を使用する場合、契約予定の物件を使用する場合など様々でしょう。
定款認証までは最小行政区までの記入「〇〇市△△」までで大丈夫ですが、登記する際には「〇丁目〇番〇号」まで記載が必要となります。
会社設立freeeでは「〇丁目〇番〇号」までの記入を推奨しています。
後々の手間も考えると、特に早期に引っ越す予定等がなければ推奨通りに記入する方がいいかもです。
住所の変更でも定款の変更が必要となりますので、その辺は鑑みて決めてください!

次に、メンバー。

誰とやるのかについてです。
自分一人なら、自分の名前と住所と出資額(資本金としていくら出資するのかという金額)。
他にも参加者がいるのならば、その方の名前と住所と出資額をそれぞれ記入します。
なお、定款に記載する「役割」も決定する必要があります。

「代表社員」「業務執行社員」「出資のみ」の3種類から選択できます。
メンバーでよく話し合って決めてください。
一人で起業する場合は自動的に代表社員となります。

また、メンバーの住所は印鑑登録に記載された住所の通りに記入してください。
1文字でも異なっていれば修正対象となりますのでご注意ください。

続いて、事業目的。

何をやるのかという部分ですね。
ここはプルダウン形式で入力できるようになっています。
自分たちの会社がやりたいことに近いものを選択していけばいいかと思います。

そして決算期を決めます。
一般的には4月~3月が多いかとは思いますが、それは自由に決められます。
ただし、1年を超える期間を設定することは会社法上できません。

最後に、公告の方法を決めます。

定款の変更等を行った場合、公告(みんなにお知らせする)ことが必要となります。
官報という公の手段を使うこともできますが、年額6万円と少々値が張ります。
freeeは電子公告も年額3,980円という金額で行えます。
もちろん、自分たちで行うことも可能です。が、手間を考えると官報かfreeeの電子公告で行う方がいいでしょう。

あとは、連絡先となる電話番号を入力。

なんと、これだけで入力手続きは終了です!

代表社員となる方の「印鑑証明」と「会社の印鑑」を準備すれば、次のステップへ進めます。
印鑑証明は過去3か月以内のものを用意します。
また、「会社の印鑑」についてはfreeeで買うこともできますし、ご自身で用意することも可能です。
管理人は自分で用意しました。

定款の認証をお願いする

全ての入力と「印鑑証明」「会社の印鑑」が準備できれば、画面一番したの「登記手続きに進む」というボタンを押します。

定款の認証方法を選択できます。
ひとつが、「電子定款認証」で、費用は5,000円。
もうひとつが、「紙定款」で、費用は40,000円(印紙代)。
よほどのこだわりがない限りは、電子定款にしてしまいましょう。
安いし笑

この電子定款の費用5,000円については、「会計freee」や「人事労務freee」の契約を行えばなんと「0円」になります!
どのみち設立後に会計ソフトを使用したかった管理人は、「会計freee」と契約しました。
そこだけ見れば5,000円より費用は増となりますが、後々のことを考えるとよかったかなと思っています。

余談ですが、ここまでかかった費用をざっくりと計算してみましょう。
公告・・・3,980円(電子定款) or 60,000円(官報)
会社の印鑑・・・数千円~数万円
定款の認証費用・・・5,000円(電子定款) or 40,000円(紙定款)

オプションとして「会計freee」や「人事労務freee」の契約分という感じです。

会社を設立する場合、初期費用は抑えたいので、これは結構ありがたい。

なおかつ、電子定款の場合はそのまま認証手続きを会社設立freeeから行えます。
入力された情報をもとに作成された定款を、専門家の方が確認・認証までやってくれます!
超便利!

電子定款の場合、費用の入金が確認後の定款認証作業となりますが振込後だいたい5営業日以内で認証されます。
なお、急ぎで認証してもらう場合は追加で5,000円支払えば3営業日以内での認証まで短縮できます。

という訳で、あとは待っていれば定款が認証されます。
もちろん、修正すべき事項が発生すればそれに対応してください。

定款は認証されれば変更にも費用が発生しますので、認証前に自身で確認等もしっかり行ってくださいね!

まとめ

という訳で、設立時に面倒くさい「定款」の作成から認証までの流れを見てきました。
お伝えした通り、「会社設立freee」を使えば、かなり簡単に定款の作成から認証まで行ってもらえます。
速い人なら、ここまで1時間くらいでできそうなレベルですね!

個人的な見解ですが、設立時の定款作成で行政書士さんや司法書士、弁護士さんと契約するよりも明らかに早いし安いと思います。
認証してくれるの弁護士さんですし。

という訳で、素早く快適な「会社設立freee」!
起業を検討している方はぜひ一度サイトを覗いてみてください!

※なお、ここまで述べたのは管理人個人が実際に使用してみた上での感想です。
会社の設立には他にも様々なサポートしてくれる機関があるかとは思います。
自分に合ったものを探してみてくださいね!

さて、次回は実際に定款が認証されてから登記するまでです!
ここでも会社設立freeeは威力を発揮しますよー!!

この記事のタグ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

New|最新記事

Ranking|人気記事

Category

Tag

ページトップへ戻る