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コラム | 今さら聞けない・・・『なおざり』と『おざなり』の違いって何??

POST:2020.03.06

別に文筆家を語るつもりはございませんが、これまでこのブログしかり会社のコラムしかり、公式noteしかり・・・
色んな形で文章を書いて発信しています。

一応文法だったり、細かい表現だったり気をつけてできるだけ「読みやすいように」とか「誤解されないように」とか書いているつもですが・・・

どうしても細かい部分については調べながらになってしまうことも事実です。

で、最近ふと思ったのがタイトルの『なおざり』と『おざなり』の件。
話してるときは何となく使い分けていたものの、厳密にはどういう違いがあるんでしょうね??
何となく同じようなニュアンスな気もしますが・・・

ぼちぼちいい年齢なので、変に使って恥をかいたりする前に調べてみました!

『なおざり』の意味

それでは、まず『なおざり』から。

三省堂大辞林(辞書)によりますと

1.真剣でないこと。いいかげんにして、放っておくこと。また、そのさま。
2.深く心にとめないこと。あっさりしていること。また、そのさま。

とあります。
「いい加減なこと」という意味合いで使用していた管理人。何となくは正解だったか・・・?

ちなみに漢字で書くと「等閑(とうかん)」とのことです。
また一つ賢くなってしまった・・・!!

『おざなり』の意味

一方の『おざなり』はどうでしょうか。
同じく三省堂大辞林によりますと

その場逃れにいいかげんな言動をする・こと(さま)。

だそうです。

・・・??

これだけ読むと何だか使い分けが難しいぞ・・・
どちらかと言えば、『おざなり』の方が【強調】その場しのぎ感【強調】があるような気がしますね。
ちなみに、漢字で書くと「お座成り」あるいは「お座形」とのことです。

さて、なんだか似通った言葉に見えますが厳密な使い分けはどうするのが正解なんでしょうか??

『なおざり』と『おざなり』の使い分けは・・・?

https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/term/075.html

日本語のプロフェッショナル、NHKによりますと

1.どちらも「いい加減な対応をする」という点では合致する
2.『なおざり』は「多くの場合、何も対応しない」が『おざなり』は「いい加減であれ何らかの対応をする」という違いがある

ということです。

ふむふむ。

例えば、誰かに相談したとしましょう。
相談を聞いてはくれたが何もしてくれなかったら『なおざり』な対応
相談に対してテキトーなアドバイスをしてくれた場合は『おざなり』な対応

こんな感じのイメージでしょうかね。

『なおざり』な対応をされたと使ってしまうと「何もしないという対応をされた」という何とも禅の公案みたいな話になってしまうので、注意しなければいけませんね。
こういう場合は、「相談したものの『なおざり』にされた」みたいな使い方が無難でしょうか。

語源は??

余談になりますが、それぞれの語源を見てみましょう。

『なおざり』は結構古くからある言葉で、10世紀には使用例があるそうです。
語源は諸説あるようですが、「なほ(直・猶)+さり(去)」というものが有力なようです。
「なほ」は「そのまま何もせずにいること」、「去り」は「遠ざける」という意味です。
したがって、「何もしないで距離を置いておく(放っておく)」という表現から「なにもしない」という意味になったと。

『おざなり』については19世紀初めから使用例が認められるそうです。
お座敷(宴席)で表面ばかり取り繕ったような対応をしたことが語源と考えられているそうな。
テキトーではあるにせよ、やはり何かしらの対応はしていることが伺えます。

言葉ってムズカシイ・・・

何だかんだ、こういう事を調べていくと「言葉ってムズカシイ」と感じてしまいます。
歴史と共に意味が変遷したり、誤用が広まって収拾がつかなくなっていたり。

しかしながら、現代社会において平安時代のしゃべり方をしている人なんていませんので、結局言葉とはそういうものだと思うしかないでしょう。

私たちにできることは、正確な情報を吸収して常にアップデートしていくこと。
そして、こういう場で皆さんに学びを共有していくこと。

わからないことがあっても『なおざり』にすることなく、『おざなり』な対応に終わらないようにしていかなければならないということですね!(うまくまとめたつもり)

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