統計・解析 | 統計や解析を始める前に 〜定量的・定性的な考え方〜
POST:2018.07.09
自分の苦手分野を書く、というのはドキドキするものです。
何せ、数学は赤点ばかり(何なら0点だって取ったことあります!えっへん!)、完全に文系の学部出身です。
ところが、仕事をしていると否応無しに数字と向き合う場面は生じます。
数字にアレルギーを持つだけでなく、できるだけ克服していきたい。
なぜなら、数字は「説得力」に直結しますから!
でも、所詮は門外漢。
詳しく書き込むのではなく、自分と同じように数字に苦手意識を持つ人の克服につながれば・・・
という程度です。
「定量的」と「定性的」
で、まあ社会人になったら標題の単語を聞いた人も多いのではないでしょうか?
「定量的」そして「定性的」です。
『資料は定量的に作れ』なんて言われた方も多いのではないでしょうか。
さて、簡単な例題を。
例1)◯◯社の売上は前年比で増加。多くの社員は喜んだ。
例2)◯◯社の売上は前年比1.3倍に増加。9割以上の社員は満足度が上昇した。
さて、どちらの文章の方が説得力があったでしょうか?
モデルなので、簡略化していますが
例1が「定性的」な文章。
例2が「定量的」な文章となっています。
「定性的」とは物事の性質にフォーカスを当てることになります。
一方の「定量的」とは、数字にフォーカスを当てることになります。
定性的な捉え方はややもすれば抽象的になりがちです。
しかし、定量的に捉えると「数字」という材料を使うことができます。
数字は「騙し」のテクニック
どちらが優れているのか、は使う場面によるので何とも言えませんが
「定量的」に捉えるクセをつけると背景や詳細を伝えやすくなるので説得力は増すのではないかと思います。
ところが、数字というのは「騙し」のテクニックにも使えるものです。
ついつい数字が書かれていると説得力があるように感じますが、そんな単純なものでもありません。
例えば、
・比較対象が適切か?
・提示されたデータが統計的に有意か などなど
実は注意しないと数字に騙されるということになりかねません。
という訳で、少しでも数字に強くなっていければと思いますので、お付き合いのほどよろしくお願いいたします!