ビジネス | 人事評価は行動を促す!
POST:2018.08.21
ご無沙汰しております!
絶賛夏バテ中で何をやるにもモチベーションがダウン気味の管理人です。
こんな時、いいサイトなら「夏バテ解消!簡単レシピ!」なんかを紹介するかも知れませんが、このサイトは管理人が料理できないので紹介できません!笑
悪しからず・・・
代わりにと言っては何ですが、今回はモチベーションにも直結する「人事評価」についてです。
そもそも人事の役割って何??
人事評価の話の前に、「人事」の役割・機能について少々。
間接部門に関与したことのない社員にとっては、人事の仕事と言うと採用や給与計算なんかが思い浮かぶかも知れません。
そして、全員の評価を把握して降格や左遷を行う「社内警察」みたいに思われているかも知れません・・・
まず、はっきり言えばそんな「伏魔殿」的な組織ではありません。
みんなと同じ、単なる会社員です。
だから、人事=偉い・怖いなんてイメージは持ってほしくないです。
では、何をやっているのかというと、「組織で働く人が働きやすいように頑張っている」というところでしょうか。
営業に目標があるように、人事にも目標があります。それが、とにかくみんなにイキイキト働いてもらうことです!
という訳で、簡単に人事の役割を紹介しますと、
・採用:人事管理の入り口。いい人材を入社させ、社内の活性化を図ります
・定着:評価・研修・苦情処理などを通じて社員の能力向上やモチベーションアップを図ります
・定形業務:給与計算、社会保険手続きなど、月や年ごとのルーチンワークです
・退職:残念ながら退職となった場合、その手続を行います
大雑把に分類するならこんな感じです。
入社から退職まで、「ヒト」に関することをカバーするのがその役目。
今回紹介する人事評価は、社員を定着させるための重要な施策のひとつです。
でも、使い方を間違えると大きなトラブルの元にもなりかねる諸刃の剣なんですね。
具体的に見ていきましょう!
人事評価の役割は?
先程も触れましたが、人事評価は「社員のモチベーションを上げ、定着を促すため」に行われます。
一定期間(4半期ごとだったり、1年だったり)の働きぶりを多方面から評価し、その社員の「貢献度」や「改善点」などを評価します。
その評価に基づいて、給与や賞与、昇進や降格といったものに反映させていきます。
そして、次の評価期間も頑張ってもらおう!というのが大まかな趣旨です。
会社によって人事評価と呼ばず、人事考課や単に評価・考課など呼び方は様々ですが、目的は同じです。
何度も言いますが、あくまで「モチベーションを上げること」が趣旨ですので、やり方を間違えると逆にモチベーションが下がったりします。そうなると、本当の目的である「定着」が叶わなくなるので、人事評価は人事にとっては割と一大イベントとなります。
効果的な人事評価とは
人事評価にも実はいくつもパターンがあって、それぞれ長所・短所があります。
しかしどんな方法を取ろうとも、忘れてはいけないポイントがあります。
それは、「いい評価は行動を促す」という点です。
例えば、営業成績が芳しくなかったAさん。
数字の評価で言えば当然いい評価はもらえません。
人事評価は、成績がいい人のためにあるのではないんです。
こういうAさんのためにあるんです。
あまり評価がよくなかったAさん、上司からも苦言を呈され次回から頑張るように言われました。
さて、あなたがAさんだとしたらこれで頑張れますか??
退職の引き金になることだって十分あり得ます。
Aさんの成績がよくなかったのには理由があります。
この理由が何なのか、そして具体的に改善すべき点は何なのかをきちんとフィードバックできるか否かが大切なポイントです。
営業成績が良くなかったと言っても、
・営業件数が少ない
・件数は多いけれども成約率が低い
この2つだけでも取るべき対策は大きく違いますよね?
評価する側は、何をどうすれば評価が上がるのかをきちんとアドバイスしましょう。
いわゆる「アクションプラン」をその人ごとに作ってあげるくらいの勢いです。
え??
そんなことやっている暇はない??
そういう上司もいらっしゃるでしょう。
でも、考え方だと思います。
自分の部下が高いパフォーマンスを出せば、その分自分は楽になるわけです。
部下のために、そして自分のためにもしっかりとパフォーマンスを出せるような対応を心がけましょう。
先程のAさんも、ただ「頑張れ」と言われるだけでなく「こういうところを頑張ったら結果は出る。結果が出れば次の評価は変わるから」と話をされれば、不満もかなり和らぐと思います。
何が重要かと言えば、「きちんとその人に向き合うこと」が重要なんです。
誰にだって「承認欲求」はありますからね。
そこを上手く刺激して、モチベーションを上げること。そして長く活躍してもらうこと。
これこそが人事評価の真の目的ですから!
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
しっかりとフィードバックがある人事評価は、やる気を引き出してくれます。
一方で、型にはまったような評価をして、フィードバックがなければやる気はなくなります。
部下が多くなればなるほど手間にはなりますが、部下のためにも自分のためにも人事評価を手抜きせずにやっていただきたものです!
そして、人事評価の結果をしっかりと給与や昇進に結びつける制度を作っていくのが人事の仕事。
全ては、「長く活躍してもらう」ためです!
初のコメント失礼します。
良い会社の人事評価制度は、人事側の作った枠組みだけでなく、運用する側の理解が必要不可欠なんですよね。
前職のしっかりした制度はあるが、フィードバックがしっかり出来てない会社を思い出し、思わずコメントしてしまいました。