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コラム | 逃げるは恥でもないし役に立つ 〜撤退を考える〜

POST:2018.08.22

「撤退」と聞いてどんな印象を持つでしょうか?
「逃げる」と言うとどんな印象を受けますか?

何となく、「かっこ悪い」「ダサい」「恥ずかしい」なんていうマイナスイメージが先行するかと思います。
ある意味仕方ない。
きちんと「勝つ」ことの方がもちろんいい。
でも、世の中「勝ち」がある以上「負け」も存在します。

そして、「撤退」の仕方は負け方の美学でもあります。
「逃げ恥」なんて言われますが、逃げるのは恥でもなんでもないです。
古今東西、撤退戦を制するものは優秀なんですよ!

という訳で、今回は「撤退」についての考察です。

誰だって撤退する

浅井と朝倉に挟み撃ちにされそうになった織田信長はどうしたでしょうか?
武田の騎馬隊に押しやられた徳川家康はどうしたでしょうか??
関ヶ原で印象に残る戦いを行った島津義弘はどうして歴史に名を残したでしょうか??

何も戦争に限りません。

企業も事業活動を行う中で、競争に破れ撤退を余儀なくされます。
個人レベルでもそうです。
政治だってそう。

到るところに「撤退」が転がっています。
先述の通り、「勝つ」以外は「負け」なんです。
負けがある以上、どこかで「撤退」は発生します。

当然、勝つ方が気持ちいいですし華々しいです。
しかし、負け方にも美学がある訳で。
そして、負け方にもコツがあります。
そんな負け方を知っているだけで、考え方も変わるのではないかなと思います。

撤退の意義

撤退は、基本的に「余儀なくされる」ものです。
誰だって逃げたくはないですし、どうせなら勝ちたい。
でも、そうも言ってられない状況に追いやられて、仕方なく行われるものです。

しかし、「負けるが勝ち」という言葉もありますし、「三十六計逃げるに如かず」とも言います。
勝つばかりが全てではない。

しかし、いい撤退悪い撤退というのはあります。
そもそも、なぜ撤退するのかを考えてみましょう。
それは、再起を図るためです。
今は逃げても、後にやり返してやる!という気概から撤退するわけです。
再起を図るためにも、被害は最小限にしなければなりません。
つまり、「致命傷」は避けなければいけないのです。

事業レベルで言えば、新規事業の参入に失敗したとします。
ダラダラとそこで戦い続けると、本業に影響も出かねません。
スパッと見切りをつけて、本業への影響が出る前に撤退をしなければいけません。
とは言え、ただ逃げるだけでは「敗走」です。最大限利益を得ながら上手く立ち去る方法を検討しなければいけません。

ダラダラと被害を拡大しながら居座るよりも、早めに見切りをつけて重要な部分を守るほうがよっぽどかっこいいんです。

ただ逃げるのではなく撤退しよう

ブラック企業で消耗している人。
理不尽な恋人に振り回されている人。
収益性のない事業ですり減っている企業。

みんな撤退していいんです。

むしろ、大切なものを守るためにも撤退すべきです。
他人に何を言われようが、大切なものを守れないと思うなら撤退でいい。

個人レベルなら、「自分の命」「健康な体と心」これ以上に重要なものなんてありません。
だから、撤退したとて恥でもなんでもありません。

最後に、上手な撤退の考え方を

●見切りは「早く」→被害は最小限に抑えるようにしましょう
●一番重要な部分は守る→致命傷は避けます。そうなる前に撤退を!
●できるだけ利益を最大化する→ただ逃げるのではなく、取れるものは取る

閉店セールなんかやっているのは在庫処分の意味合いもありますが、最後に少しでも利益を取ろうという姿勢で現れでもあります。
こうして上手く撤退すれば、被害は少なくてすみます。
そして、力を蓄えてまた再起を図ればいい。

負け知らずの人生もいいかも知れませんが、「いい負け方」を知っていることも人生では必要なのかなと思いますよ!

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