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音楽・将棋 | 竜王戦直前!竜王戦を楽しむために〜将棋界最高の戦いを見よ〜

POST:2018.10.10

2018年10月11日、12日。
2日間に渡る戦いが始まります。
その名は「竜王戦」。

現竜王は、昨年竜王位を奪取し史上初の「永世七冠」を達成した羽生善治竜王
挑戦者は今最も勢いがあり、かつては王位というタイトルを獲得したことがある広瀬章人八段

現在、8個あるタイトル戦の中でも序列1位として、将棋界最高峰のタイトルとして君臨するのが「竜王」です。
つまり、竜王戦は将棋界最高の頭脳決定戦と言っても過言ではないでしょう。

今回は、対局者についての紹介とタイトル戦について簡単にご紹介します!
将棋観戦の一助にでもなれば幸いです!

タイトル戦について

現在、将棋界には8個タイトルがあります。
各タイトルのタイトル保持者に挑戦者が挑戦し、5局あるいは7局戦ってタイトル保持者を決定します。
挑戦者が勝てば「奪取」。新しいタイトルホルダーの誕生です。
タイトル保持者が勝てば「防衛」また1年タイトルホルダーとして活動します。

現在のタイトルを序列順に並べると以下の通り。

1 竜王
2 名人
3 叡王
4 王位
5 王座
6 棋王
7 王将
8 棋聖

となっています。

歴史が一番長いのは「名人」というタイトルですが、序列1位は「竜王」です。
なぜか、といいますとこの序列はタイトル料(金額)で決まっているからです。
竜王戦は勝てば約4,000万というビッグタイトル!!
栄誉も賞金もとにかくビッグ!
それが竜王戦です。

また、各タイトル毎に持ち時間(お互い何時間考える時間があるか)や1日制か2日制かといった部分が異なります。

1 竜王 2日制 持ち時間8時間 七番勝負
2 名人 2日制 持ち時間9時間 七番勝負
3 叡王 1日制 持ち時間変則  七番勝負
4 王位 2日制 持ち時間8時間 七番勝負
5 王座 1日制 持ち時間5時間 五番勝負
6 棋王 1日制 持ち時間4時間 五番勝負
7 王将 2日制 持ち時間8時間 七番勝負
8 棋聖 1日制 持ち時間4時間 五番勝負

◯番勝負とは、タイトル戦を何回戦うかということです。
七番勝負なら7回あります。実際には、先に4勝した方がタイトル獲得となるので、4連勝ならそこで終わりです。
野球の日本シリーズを思い浮かべていただくとわかりやすいかもですね!

なお、1日制の方が持ち時間が少ないので、スピーディーな展開が特徴的。
2日制は持ち時間も多いので、プロの緻密な読み合いが楽しめます。

第31期竜王戦について

今年はの竜王戦は第31期となります。
冒頭でも紹介しましたが、羽生竜王対広瀬八段の戦いです。
対局日程と会場は以下の通りです。

第1局 10月11日(木)12日(金) 東京  セルリアンタワー能楽堂
第2局 10月23日(火)24日(水) 福岡  宮地嶽神社
第3局 11月1日(木)2日(金)   茨城  鹿島神宮
第4局 11月24日(土)25日(日) 京都  福知山城
第5局 12月4日(火)5日(水)   石川  和倉温泉 加賀屋
第6局 12月12日(水)13日(木) 鹿児島 指宿白水館
第7局 12月20日(木)21日(金) 山口  春帆楼 

第5局以降はそれまでの対戦結果によって開催されるか否かが決まります。

詳細はこちら⇛http://live.shogi.or.jp/ryuou/(竜王戦中継サイト)

両対局者について

まずはタイトルホルダーである羽生竜王から。
1970年9月生まれ。現在48歳。
史上最強の棋士の呼び声も高く、昨年は史上初の永世7冠を達成し国民栄誉賞も受賞しました。
その強さは歴代トップの通算獲得タイトル数99期。さらには史上唯一の7大タイトル独占。
そして永世7冠と挙げだしたらキリがないレベルです。
流石に近年は年齢からくる衰えは見えますが、まだまだその強さはトップ棋士。
やっぱり元々積んでるエンジンが違うんでしょうねえ・・・

居飛車が中心ですが、振り飛車も指すオールラウンダー。
何をやっても基本的に強いという化物です笑

将棋だけに留まらず、趣味のチェスでも日本トップレベル。
さらには近年、人工知能についてもその道の第一人者たちと語り合うほど。
興味関心が様々な分野に及んでいます。

将棋の普及にも積極的で、まさに「将棋界の顔」。アイコン的存在です。
今回勝てば通算獲得タイトル100期という前人未到の大記録達成となります。

そして、挑戦者となった広瀬章人八段
1987年1月生まれの31歳。
2010年早稲田大学在学中に「王位」のタイトルを獲得。当時23歳。
大学在学中にタイトルを獲得した棋士は広瀬八段が初でした。

羽生竜王もそうですが、ちょっと天は二物も三物も与えすぎじゃないですかねえ・・・?

王位獲得当時は振り飛車穴熊という戦法がメインでしたが、今ではすっかり居飛車の本格派棋士として活躍中!
今回は久しぶりのタイトル挑戦ですね!
管理人、同学年ということもあり密かに応援しております。

解説もわかりやすくて好評の棋士の一人。
さらには詰将棋も得意という終盤型でもありますので、その戦いは最後まで目が離せないですよ!!

さあ、竜王戦だ!!

という訳で長々書きましたが、いよいよ明日から竜王戦が開幕です!!
将棋界の序列1位の座を巡って戦う2人の熱い対局をぜひご覧いただければ!!

▼今回の記事と併せて読みたい書籍はこちら▼

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