音楽・将棋 | 王座戦第4局感想~熱戦、混戦~
POST:2018.10.17
王座戦第4局が終了しました! 今局は先手番の中村王座が勝ち!! 負ければ王座陥落。 戦型は互いの得意戦法、「角換わり」。 プロ間では特に「後手」で勝てる戦法が流行しますが、最近はこの「角換わり」がテーマなんでしょうねえ。 今局は、先手番の中村王座がなんと「穴熊」に組む展開へ。 これでシリーズは最終第5局までもつれ込む展開。 いやはや、こんな展開になってしまうのですから恐ろしい。。。 先日の竜王戦と違い、1日制で持ち時間も短いのが王座戦。 名人戦や竜王戦が緻密な読み合いの勝負なら、王座戦や棋聖戦は大局観と踏み込みの勝負な感じですかね。 いやーそれにしても、この2人。 イケメンパラダイスな王座戦。 あ、最終局の戦型ですが「角換わり」を予想します!
これで対戦成績は2勝2敗。勝負の行方は最終第5局へと持ち越しとなりました。
まさに後がないがけっぷち状態の中村王座でしたが、今局はまさに執念の粘り!
最近タイトル戦ではやたらと出てくるこの戦法。
今一番熱い戦法と言ってもいいでしょう。
やってる方はそうでもないかも知れませんが、見てる方は難解だ・・・笑
近年の固さよりもバランス重視という考え方からはちょっと想像していませんでした。
しかし、結果的にはこの「穴熊」が大成功。
先手玉を果敢に詰ませにいった斎藤七段ですが、一歩及ばず。
中村王座の執念とも言える守りの前に、届きませんでした。
先に2連勝した斎藤七段としては、決めておきたかったところでしょう。
一方、2連敗から立ちなおした中村王座。
こうなると連敗のダメージはむしろ斎藤七段の方が大きいか・・・??
夕食休憩以降は、かなり「人間臭い」ドロドロの将棋が堪能できますね。
同じ将棋でも随分と印象が違うものです。
まあ、どういうものであれ将棋は楽しいですが・・・!!
和服姿で思考の海に潜っている姿は本当に様になりますねえ。
最終第5局までたっぷり楽しませてもらいましょう!!