音楽・将棋 | 祝!新王座誕生!!~王座戦を振り返って~
POST:2018.10.31
祝!!新王座誕生!!
最終第5局までもつれた王座戦、斎藤七段が勝ちまして新王座誕生となりました!!
管理人的にはイチオシの棋士ということもあり、嬉しさもひとしおです。
全対局見ごたえのあるシリーズだったと思います。
少し振り返ってみましょう!
角換わりシリーズ
とにかくここ最近のタイトル戦の傾向として角換わりの採用率が非常に高いです。
王座戦も例に漏れず、角換わりシリーズとなりました。
一時期の矢倉、横歩取り、角換わり、雁木などバラエティーに富んでいた時代が懐かしい…笑
昨年まではここまで極端ではなく、バラエティーに富んでいたと思いますが…
とにもかくにも、王座戦は角換わり!!
両者の一番力を出せる戦型だったということでしょう。
第5局
第5局は最終局。
どのタイトル戦も最終局は振り駒が行われます。
先手になったのは斎藤七段。
将棋は先手が若干有利とされていますので、運も味方につけたということでしょうか。
攻める先手、受ける後手という展開を果敢に攻めきったのは斎藤七段!!
シリーズを通して、2連勝・2連敗でフルセットまでもつれましたが、最後はしっかりと勝ちきってくれました!!
敗れたとはいえ
今回、敗れはしたものの2連敗から2連勝した中村王座の粘りも見逃せない点です。
特に第4局の粘りは昨年王座を奪取した際の強さを彷彿とさせました。
王座というタイトルを羽生善治という絶対王者から奪取した中村王座としては、今回何がなんでも防衛したかったでしょう・・・
泥臭くも美しい。そういう対局をファンに見せてくれたと思います。
勝負は時の運。
これが実力と腐るのではなく、ぜひまたタイトル戦の舞台で活躍して欲しいです。
まとめ
先日、畠山七段(斎藤七段のお師匠)にお会いした際、非常に王座戦の行方を気にかけてらっしゃいました。
今回、新王座誕生で一番喜んでいるのは畠山七段ではないでしょうか?
勝った負けたは勝負の世界なのでつきものでしょうが、二人の対局姿は本当に絵になるしまた大きな舞台で見たいと素直に思います。
斎藤七段はこれから王座として活躍して欲しい。
中村王座は一旦タイトルはなくなりますが、捲土重来を期待したいです。
東西を代表するイケメン対決ということで盛り上がった王座戦でしたが、これからの将棋界を切り盛りするライバル対決の序章なのかも知れません。
一人のファンとして、今後の両対局者に期待しております!!