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ビジネス | 「退職代行」という辞め方について考えてみた

POST:2019.11.11

皆さんこんにちは!
いよいよ秋も真っ盛り。

ついこの間まで夏だったような気もしますが・・・
なんだか季節の移り変わりというのは管理人が思っているよりもちゃんとしているようです。

さて、今回はタイトルにもあるように「退職代行」という辞め方について考えてみます。
退職については以前記事にしていますが(⇒https://createmyself.site/1403/)、最新鋭の退職方法として脚光を浴びているのが「退職代行」です。

色々と是非も飛び交うこのサービス。実際はどうなんでしょうか?

キャリアサンライズについて

本題に入る前に、軽く宣伝を。
実は(?)管理人、キャリアフルコースという会社をやっています。
その会社のサービスの一つとして『キャリアサンライズ』という退職代行サービスを行っています。
⇒https://c-full.jp/careersunrise/

詳細はリンク内の情報に任せるとして、「新しい第一歩」を踏み出すためにも退職代行という形で支援させていただこうと思っています。

そして、この『キャリアサンライズ』ですが先日「退職代行プロ」というメディアにて紹介していただきました!
これは、退職代行業者の比較選定を推進しているメディアでして、様々な観点から退職代行業者を数値化してランキングにして紹介しているサイトです。

https://taishoku-daikou.net/188

キャリアフルコースは簡単に言えば「人事屋」なので退職代行以外のサービスもやっていますが、元人事のスタッフが運営していますので、特に円満退職に至るように細心の注意を払って退職代行を行っています。

色々と比較してみて、当社のサービスも検討していただければ幸いです。

退職代行の意義とは

さて、個人的な宣伝はここまでにして、本題に入ります。
そもそも論ですが、「退職代行」の意義とは何でしょうか。

あくまで個人的な意見になりますが、「こじれた労使関係の一助になること」だと考えています。
通常、退職というのは「退職」を申し出る労働者側とそれを受け取る使用者側のごくごく限られた関係性のリセットに過ぎません。

まして、退職というのは本人が申し出れば何の問題もなく100%認められるものです。
法律的な根拠は民法にありますが、その詳細な解説は本旨から外れますので割愛します。

とにもかくにも、本来自由に申し出ることができ、それを認めなければいけないのが「退職」ですが様々なケースで「こじれてしまう」ことがあります。

例えば、
・上司からのハラスメントに悩んでいて、直接申しだせない
・何度か申し出たものの、様々な理由から却下されている
・自分が辞めたら周囲に迷惑がかかると思って言い出せない

これらはほんの一部ですが、実際に起こっているケースです。

こういった「こじれた」ケースの根底にあるのは「信頼関係の欠如」に他なりません。
上司・部下としての信頼関係の欠如。会社と労働者としての信頼関係の欠如。いわばそういったことが「退職を認めない」という形で表面化しているに過ぎないのです。

退職代行を依頼してくる人に多いのが、入社後間もないという場合です。
これらは、信頼関係を築くに至らなかったことが原因ではないかと察しています。
入社直後というのは不安定でストレスがかかるものです。
そこで信頼関係を築いていくにはお互いに譲歩が必要です。

全ての企業がその努力を怠っているという訳ではありませんが、このセンシティブな状況に対してあまり関心がない企業が多く存在しているというのも事実。

退職代行業者は、こういった信頼関係の欠如から生まれた「退職」という結果に対してほんの少しお手伝いをしているだけです。

こういった仕事をしていて何ですが、本来自分で退職を申し出ることが一番いい。
それでも、申し出ることができないという状況にまで陥ってしまった人たちを救済するという意味で、存在意義があるサービスではないかと思っています。

本来語るべきは、「退職の仕方」ではなく「働き方」

とは言え、退職代行というサービスに対して世間から厳しい目が向けられていることは事実です。
最近では就業規則において「退職代行サービスを利用しての退職は認めない」としている会社もあるそうです。

マスメディアなどのインタビューで「退職代行サービス」の存在を始めて知った方は
「信じられない!自分のことは自分でケジメをつけなさい!」と知ったようなことを言います。

毎日怒鳴られて怒られて精神が摩耗している人や、目の前で退職届を破られたことがあるような人の前で同じことが言えるでしょうか?
それは『甘え』なんでしょうか?

全くもって的外れな批判であると思っています。

退職の意思を誰が伝えるかという枝葉末節にこだわるのは、本質的な問題解決には繋がりません。
退職代行に対して批判の矛先を向ける方は、「そういうサービスを使わざるをえなかった」利用者の心理にまでは考えが及んでいないように思います。

本来語られるべきは、「退職の仕方」ではなく、「働き方」そのものです。
もっと言うならば、退職という選択肢が発生しなくていい会社を作ればいいだけです。
退職代行という選択肢を選ばざるをえないような人を生み出さなくて済むように、いい会社・いい組織を作ることにもっと世間の関心が向けばいいと思っています。

先ほど記載した通り、本来退職代行サービスを利用しての退職などしなくていいに越したことはない。
それでも、自ら言い出せない切り出せないという状況は現実問題として発生しているのです。
であれば、「退職代行サービス」に批判の矛先を向けるのではなく、「退職」を生み出す企業に対してもっと憤りを持って欲しいものです。

退職代行は堂々と利用してください!

退職代行を利用して退職をするとなると、世間から「意気地なし」と思われてしまうと思って尻込みしてしまうこともあるかも知れません。

しかし、そのような心配は一切不要です。

そもそも、職業選択の自由や契約の自由は法律によって保障されています。
「自分に合わないから」「長期的に見てキャリアプランにそぐわないから」「いじめにあっているから」「ストレスがひどいから」どんな理由であっても退職の理由になりますし、それを止める権限は会社にはありません。

自分自身のキャリアに対してしっかりと向き合った末で「退職」という選択肢が出てきたのなら、誰に文句が言えるでしょうか?
さらに、それを自分で伝えるか否かは些細な問題に過ぎません。

退職代行をどんどん利用してください!とは言いませんが、どうしてもという場合の選択肢としては検討の余地くらいあります。

最後の最後でほんの少し勇気が出ない。それなら、自分一人で悩まずにどんどん相談して欲しい。
恐らく、全ての退職代行業者が同じ想いであると信じています。

退職というのは、人生において大きな意味を持つ決断となります。
慎重に考えていただきたいのはもちろんですが、自分自身が壊れてしまうようであれば即座に決断してください。

必ず力になってくれる人は出てきます。
そして、キャリアフルコースがそういう存在であるという自負もあります。

願わくば、退職代行というサービスを利用せずともいいような社会が早く到来すればいい。
そして、そのために動くのが私たちの使命でもあります。

今後も様々な面から、「働き方」を考えていきたい。管理人はそう考えています。

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