コラム | 改革

POST:2018.06.05

働き方改革が大きな議論となって早数ヶ月。
政府与党の言うところの働き方改革とは何でしょうか?

働き方という非常に属人的な問題を取り扱うのに、顔色を伺っている先は日経連。
「定額働かせホーダイ」などと揶揄されている問題もあったりします。

そもそも、「カイゼン」は日本の製造業のお家芸。
今あるものをより良くしていくこのスタンスはリソースの少ない日本としては得意でない方がおかしい。

ところが、政策的な側面ではこういうカイゼンの本領が発揮されないのはなぜでしょうか。
改善と改革、言葉に大きな差はないようです。

多分、この問題に関しては「改善・改革」レベルでは手に負えないのでしょう。
抜本的に、革命的に変えなければならない問題なのかなと。

ざっと考えただけで、

・過労死認定基準の引き下げ
・過重労働に対する厳罰化
・ハラスメントに対する罰則強化
・ワークシェアリングの推進
・雇用流動化の推進
・解雇基準の引き下げ
・最低賃金の引き上げ(今より大胆に)

これくらいやって、やっと多少マシになるかなってレベルではないかと。
もはや労働力も国際競争で勝ち取らなければいけない時代。
黙ってても優秀な人材が来るような環境は求めるべくもありません。

社員は使い捨て、ではなく貴重な戦力として考えられない企業は淘汰されるだけでしょう。

もっと本腰を入れて抜本的に労働環境を変えるような政策議論が深まらないかなあ。

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