コラム | 禅禅禅世

POST:2018.09.05

何を隠そう管理人、超怒りっぽいです。
ちょっとしたことですぐイライラ。
短気は損気なのでしょうが、それでもイライラ。

アドラーなんかに言わせれば「怒る」という選択肢を自分が選んでいるだけなんでしょうが笑

まあ、そんなこともありお寺で精神修養でもしようかなと思うときもチラホラ。
座禅でも組んで、瞑想でもしようかしらと。

しかーし!!

禅にも色々種類があることをご存知でしょうか!!?
多分に京極夏彦氏の「鉄鼠の檻」からの知識を駆使して、禅について考えてみました!

日本の代表的な禅宗

臨済宗と曹洞宗ですね。
共に鎌倉時代に唐から伝わったのが元です。
鎌倉仏教として栄えました。

大きく異なるのが「公案」に対する考え方。
いわゆる「禅問答」に対する考え方になります。

公案による「悟り」を開くのが「臨済宗」
そうでないのが「曹洞宗」となります。

公案??

公案とは、禅の祖師達の語録に基づいた対話のこと。
その対話を重ね、真理を悟るというのが目的です。
とは言え、まともに考えてもワケがわからない・・・というようなものばかり。
よく、トンチンカンな対話を揶揄して「禅問答みたい」といいますが、本物は凄く意味不明です笑

例)隻手の声

偉いお坊さん「白隠」が弟子の前でこう聞きました。
「隻手声あり、その声を聞け」

意訳:両手を叩けば音が鳴りますよね。では、片手ではどんな音がしますか?

はい、意味不明!!!

例2)祖師西来意

弟子が偉いお坊さん「趙州」に聞きました。
「如何なる是れ祖師西来意」
趙州和尚はこう答えました
「庭前の柏樹子」

意訳: 質問:「達磨大師(禅宗の開祖)はなぜインドから中国に来たんでしょうか?」
答え:「庭前の柏樹子」

頭がおかしくなりそうだ!!!!

と、まあ「論理的に答えを導き出す力」が求められる訳ではありません。
むしろ、考えるな、感じろの世界ですね。

管理人には無理だ・・・

ちなみに、この禅問答で有名なのが、「一休さん」ですね。
あれは室町時代の話ですが、まさに公案禅の姿を描いている。
やってることは屁理屈ですけどね!笑

只管打坐

曹洞宗は、臨済宗と違って「公案」は用いません。
只管打坐と言って、只管(ひたすら)に座禅を組むというのが趣旨です。
一般的な禅に対するイメージはこっちに近いのかなと。
こっちなら管理人にもできそう・・・か??

いやいや、悟りを開くまでに何年も何年も座禅を組むとか・・・無理・・・

結論

管理人に禅は無理!!
禅のもたらした文化、「侘び寂び」とか「枯山水」とかは愛でつつ、自力で大人しく暮らせるように精進することにします・・・笑

管理人が「木鶏」になれる日は来るんでしょうか・・・笑

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