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コラム | 人事なき戦い~就活ルール撤廃後の採用はどうなる!?~

POST:2018.10.15

経団連が就活ルールの撤廃を決めてから1週間ほどが経過しました。
(就活のルールって何のために制定してたの?⇒ https://createmyself.site/1325/)
大学、学生、そして経団連に加入していない企業などすべてに影響を及ぼすこの発表がどのように作用していくのでしょうか??

人事界隈、新卒採用界隈がにわかに騒然となっていますが、少し冷静に考えていきたいと思います。

新卒採用の意義とは??

経団連の発表がどうのこうの以前の問題として、そもそも新卒採用とは何ぞやというところから整理してみましょう。
企業側から見た新卒採用の意義とは、「将来を担う有望な人材を集めること」でしょう。
若くて有望な人材は将来の会社の基幹になりますからね。

大企業であれ中小企業であれ、その意義は大きく変わらないと思います。

一方で、採用される側(つまり学生側)から見ると少々意義が異なってくるのではないかと思います。
口では色々と言うかと思いますが、「お金を稼ぐため」「社会人としての第一歩」「みんなが就活してるからなんとなく・・・」恐らくはこんなものだと思います。
実際自分がそうでした。

大学3年になると、なんとなく流れに沿って就活をして。
実際に何がしたいのかとか深く考えるでもなく社会に出ていく・・・
採用された企業の基幹になりたいなどと思うでもなく、本当に何となくで入社したように思います。

その点、今の学生さんたちはもっと冷ややかで。
会社に勤める=社会人というわけではないということがよくわかっています。
フリーランスになる、起業する・・・色んな選択肢がある中で、敢えて企業勤めという選択をする若者たち。

一方、昔ながらの感覚で居丈高に採用活動をして将来の基幹を逃す会社も多数あります。
今や自分たちは「選ぶ側」から「選ばれる側」になっているというのを理解できていない企業ほど面白い構図はありませんね!

ルール撤廃後の就活は・・・??

管理人としてもこれが一番の興味関心の対象です。
かつてほど企業勤めに価値を見出さない世代に対して、就活ルール撤廃はどんな意味を持つのか。

企業側からの視点だけで見ると、就活の早期化は避けて通れない論理でしょう。
ルールがあった中でも就活の早期化は問題視されていました。
いわゆる「青田買い」が横行し、実質的には1年生や2年生時のインターンシップで内々定を出す。
こんなことが起こっていたのも事実です。

ルールがなくなれば、ますます青田買い・早期化は避けられないでしょう。

そうなるとたまったものではないのが大学側です。
大学は、高度教育機関であって、就活のための予備校ではありません。
学生にとっての本分は「学業」であって、決して就活のために時間を費やすことではありません。

就活の早期化は、ともすれば大学生活のすべてが「就職活動」を意味する事態にもなりかねません。
このあたりで、大学側から大きな反発が起こるのではないかというのもひとつの予想です。

学生としてはどちらがいいのでしょうかね??
よーいドン!で3年生の秋くらいから就活が始まった方がいいのか、大学4年間を就活に費やす方がいいのか・・・
色々と意見が分かれそうな気がします。

しかし、ここに来て管理人は思うのです。
新卒採用は撤廃すべきだ、と。

新卒採用撤廃??

何を言っているんだ!?
と思った方もいらっしゃるかも知れません。

しかし、就活が早期化して大学生活=就活みたいになるのは本末転倒だと思うのです。
大学生のうちは、大学でしか学べないことをやって、大学でしか経験できないことを経験して社会にでるための準備をすればいいと思うのです。

そうして、大学を卒業した後にゆっくりと就活をするようになればいいと思うのです。

そもそも、新卒だ、既卒だ、中途採用だと分けているのは企業側の都合以外の何ものでもありません。
新卒だろうが中途採用だろうが若くい人材はもう貴重になっていくのです。
新卒一括採用にこだわって、全体が見えなくなるのは企業の採用活動にとってはマイナスそのもの。
新卒も、既卒者も若年中途採用者も同じくくりで採用すればいい。
そうした取り組みから、自分たちが「選んでもらえるように」採用制度を作っていけばいいのではないかと思います。

管理人としては、就活は早期化させるのではなく、「後ろ倒し」する方が有効だと考えています。
もちろん、そのためには「新卒一括作用」という幻想から社会が解き放たれ、雇用の流動化が推進され、「再チャレンジ」しやすい環境が整うべきだと思います。

多様性を認めること

もはやダイバーシティへの対応は企業が存続する上での必須条件となるでしょう。
そのようなご時世に、新卒採用という旧弊的な制度だけがブランド力を持つのは意味不明です。
「生え抜き」が偉い訳でも何でもない。

本当に有用な人物に入社してもらって今後の会社を任せていきたいなら、今このルール撤廃というものを機にもっと本気で採用のあり方や人事管理のあり方について考えなければいけない時期に来ているのではないかと思います。

今一度言いますが、もはや企業は「選ばれる側」です。
いい人材が「会社で働く」という生き方を選択する保証がない時代。
そういう人物を確保するためには、どういう採用が有効なのか。
本当に難しい選択を迫られているような気がします。

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