コラム | 職人魂は消えるのか
POST:2017.12.16
革製品とか木の製品が好きです。
手触りとか質感とか、匂いとか。
伝統的なものが好きです。
だから趣味が将棋になるのもある種必然だったかなと笑
羽生竜王が一番好きですが、誰であれ真剣に盤に向かっている姿は美しい。
将棋の話は長くなるので、またいずれ笑
手作り
さて、自分の好きなものも考えてみれば、結構手作りなんですよね。
そこには職人さんの個性とかがあるわけで。
でも、時代は大量生産、大量消費。
工業化・規格化・効率化。
アルビン・トフラー先生が言う所の第二の波真っ只中。
で、こういう職人さんの技術とかは果たしてどう伝承されていくのかなと、今後。
AIの進化が目覚ましい昨今、もはや人間だけで完結する仕事はなくなっていくでしょう。
オートメーション、IoTだとか言い方は何でもいいんです。
でも、間違いなくAIが仕事をするようになっていく。
人間にしかないできないもの、事ってなんだろう?
という究極の課題を突きつけれられているんですよね、今の時代。
ああ生きにくい!と感じるかむしろチャンス!と感じるかはそれぞれでしょうけど。
屋台を作る職人
自分が暮らしている福岡は屋台の街として有名です。
多分観光客がメインとは思いますけどね、そんなに行かないし笑
で、この屋台を作れる人って一人しかいないんだとか。
最近はこの屋台も衛生管理だの何だので出店規制が厳しくなっており、出店するにも市の抽選があるようです。
屋台というのはただの「飯を食べる所」に過ぎませんが、一つの大きな文化でもある訳で。
屋台職人さんがいなくなって、新規参入もなくなるとすれば、消滅するのは博多の文化そのものなんでしょうね。
別に屋台に限らず、職人仕事というには淘汰されていくのかなと。
考え方によっては、盛者必衰、それも必然なんでしょうけどね。
社会に余裕があれば、多少無駄でも多少手間でも「いいものはいい」で受け入れられるんでしょうけどそんな余裕もなさそうな気がします。
でも、そんな職人稼業に憧れる!って若い人たちもいるんじゃないかと思うんですよね。
そんな人達を結びつける取り組みとか何かあるんですかね?
実はこれからの10年、人事戦略の要諦ってそういう分野になるんじゃないかと密かに思っている今日このごろ。