コラム | 少子化止まらず

POST:2017.12.23

2年連続で100万人割れだとか。
統計開始後最小の新生児数だったとか。

超高齢化社会兼超少子化の傾向に歯止めがかかっていないのがよくわかります。

でも、どちらも悪いことだけではないんですよね。
ただ、この国の社会保障制度が人口増を前提に設計されていたという重しがあるだけで。。。

昨年、「日本死ね」というワードが流行語大賞にノミネートされて世間の注目を集めたと記憶しています。

DINKSという言葉が一時期流行ったように、そもそも夫婦が子どもを必要とするか否かはそれぞれのライフスタイルの問題です。

そして多用なライフスタイルを認めるというのであれば、それに合う形で柔軟な社会を創出していくことが必要だったのかなと。

高齢化にしても、医療費に代表される社会保障への負担がクローズアップされがちですが、医療技術が高くあまねく人々に高水準の医療が提供されている結果ですので悪くはない。

重ね重ねになりますが、何が問題かという部分を見失わないことが大事なのかな、と。

少子化の影響から労働人口も減少しています。
今後は、様々な分野で人工知能を中心としたハイテク化が益々進み、
単純労働は移民の受け入れで人手不足を解消するという流れになるのかなと。

職に就けない人がいる中で、職にあぶれる人も出てくる。

「仕事は選ばなければある」けれど「選ぶ自由」も尊重されなければなりません。

さて、そうなると自分の役割や価値というものが非常に大切になるわけで、それをどう捻出していくのか
というのが労働者に求められるもっとも重要なスキルになるでしょう。

国が縮小化していく中で、取り残されていく自治体やインフラなどもどうするのか。
そもそも国は永続的に発展し続けなければならないのか。
疑問は尽きません。

ガソリンが減っているのに、全力でアクセル踏み込み続けようとしているみたいで
何とも滑稽な気もしますが、本当にいったいどこに向かっていくべきかというのこと
は真剣に話をしなければ政治家もだめなんじゃないかなと思うのですがね。。

日本の強みであった製造業が軒並み廃れていく様を見せつけられた今年、少子化進展のニュースを見て益々不安が募るばかりです。

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