コラム | 若い内の苦労を売りたい
POST:2018.07.11
「若い内の苦労は買ってでもしろ」などと言いますが。 何とも無責任な発言だなと思います。この発言の裏に、「俺も苦労したんだからお前も苦労しろ!」という感情が見え透いていて嫌です。みんなが苦労しかしない世の中は何とも非効率だと思いますし、不幸せだと思います。 何でもかんでも効率化が素晴らしいとは思いませんが、あまりにも非効率なものは排除してもいいと思います。 例えば、寿司職人を目指しているのに最初の1年間は皿洗いと掃除、接客だけ 一方で、山口県で最も有名な日本酒「獺祭」の蔵元である「旭酒造」様は 今後、様々な分野でそういった流れが生まれるでしょう。 繰り返しになりますが、苦労して自分で考えて解決策を見つけるということが無意味とは思いません。 その積み重ねが「強さ」となることも十分承知しています。しかし、無意味に苦労を押し付けるのは何か違う気がします。 自分は生来のめんどくさがりなので、できれば苦労したくありません。 そういった思いもあって、このサイトで色々と発信していきたい。
みたいなものは非効率極まりなく見えてしまいます。
経験と勘に頼っていた杜氏による酒造りからデータの蓄積とその活用による杜氏に頼らない酒造りへとシフトしたと聞いたことがあります。
指針や目的地くらいは提示した上で、プロセスを考えさせるために苦労がなければいけないのではないか、と。
自分の苦労が誰かの役に立てば、それこそ「苦労した甲斐があった」と思えるじゃないですか。
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