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ビジネス | 商品の選別をしましょう! 〜PPMとは〜

POST:2018.08.04

売れる商品、売れない商品。
ネット通販なんかをやっていると、必ず行き当たるのがこの問題。

今の人気商品が将来的にも人気商品である保証というのはありませんし、今売れていないからといって将来的にも売れないという保証もありません。

という訳で、定期的に商品ラインナップを棚卸しすることで、自身のECサイトや店舗の運営を整理していく必要があります。

そんな時に役に立つ「PPM」をご紹介します。

PPMとは

PPMとは

プロダクト・ポートフォリオ・マネジメントの略称です。

1970年代にアメリカの高名なコンサルティンググループの一つである「ボストンコンサルティンググループ」が提唱したのが始まりとされています。

「ポートフォリオ」とあるように、非常に簡単な図式化することで、商品の現状を把握することが可能となります。

必要な情報は大きく二つ。
「市場成長率」と「相対的市場占有率」です。

縦軸に「市場成長率」、横軸に「相対的市場占有率」を使うことでポートフォリオ化させます。

市場成長率と相対的市場占有率とは

いつになく小難しそうな単語をならべていますが、大丈夫です。
そんなに難しい問題ではありません。

市場成長率とは・・・読んで字のごとく、市場(マーケット)そのものの成長性です。
要は、今後も売上が伸びていきそうな市場的背景があるか否か、ということになります。
市場が伸びる余地がありそうなら、市場成長率は高いですしそうでなければ低いという訳ですね!

相対的市場占有率とは・・・市場の中で、その「商品そのものがどれくらいのシェアを持っているか」です。
もっと単純に言うなら、「売れてるか否か」です笑

なんで頭のいい人たちって小難しく言うんでしょうね・・・笑

PPMの使い方

縦軸(市場成長率)と横軸(相対的市場占有率)を組み合わせて4つのグループを作ります。

1つ目のグループ

花形
市場成長率も高く、占有率も高いグループです。
主力製品になりつつあり、今後も売上が見込める「エース」予備軍たちのグループです。
市場そのものが伸びているという点ではライバルも多いのが玉に瑕ですが、育てていくべきグループと言えるでしょう。

2つ目のグループ

金のなる木
市場成長率は低い、占有率は高い
市場がある程度成熟している中で、シェアをしっかり獲得しているグループです。
いわゆる主力製品の「エース」たちですね!
しかしながら、市場成長は見込めないため基本的には今後に期待できない商品たちです。

こういう商品たちは、「売れる内にしっかり売って、うまく撤退する」方向性を考えるのが吉かと。

3つ目のグループ

問題児
市場成長率は高く、占有率は低い
市場は伸びているのに、売れていない商品となります。
ここのテコ入れをどうするか、が腕の見せ所とも言えます。
市場が伸びているので、売れるようになれば「花形」へと成長していきますが、売れないまま市場が衰退していくようならば早めの撤退も視野に入れなければなりません。
問題児という名前の通り、扱い方次第で変わっていく商品たちとなります。

4つ目のグループ

負け犬
市場成長率は低く、占有率も低い
市場そのものが衰退傾向である上に、シェアも取れていない。。。
基本的には早めの撤退を行うべき商品たち、という扱いになります。

まあつらつら書いてきましたが、本来事業戦略レベルで使うものを商品に単純に当て込むだけでも結構使えます。
市場の成長率はライバルの店舗や公表されている情報から仕入れるなどして、その中で売上が伸びているor伸びていないを相対的に検討していけばいいかなと思います。

まとめ

なんだか難しい・・・??

気がするだけです。

PPM自体はかなり「単純化」された理論ですので、思ったよりも簡単に理解できるかと思います!
大事なことは、定期的に商品の売上や将来性を検討して、自社のサイトや店舗を活気づけましょう!という点につきます。

ライバルを出し抜くためにも、定期的な点検をオススメします!

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