ビジネス | マグレガーのX理論・Y理論

POST:2018.08.30

こんにちは!
もうすぐ9月というのに、暦の上では秋だというのに暑い日が続いていますね。
こう暑いとやはりやる気はなかなか出ない。
ブログだってついついサボってしまえ・・・!
そんな悪魔の囁きに対抗している日々でございます。

皆様はいかがお過ごしでしょうか?

どっかにやる気スイッチとやらは売ってないものですかねえ?

今日もそんな「やる気」の話かも知れません。

X理論?Y理論?

X理論って聞いたことありますか?
モルダーとスカリー、2人のFBI捜査官が不可思議な事件を追いかけるあのアメリカのドラマですね!
劇中ではモルダーが超常現象肯定派、スカリーは現実主義者という設定ですが、当の役者さん達は実は逆らしいですよ!

え??

違う??

そうですね、これは「Xファイル」ですね・・・

閑話休題

X理論とY理論とは、人事管理分野ではそこそこ有名な「ダグラス・マグレガー」さんが提唱した理論です。
1960年代に提唱されており、「企業の人間的側面」という本にまとめられています。
この理論の下地になったのが、マズローの「欲求階層説」⇒https://createmyself.site/955/です。

実はこの1960年代、心理学と経営学の融合を積極的に試みだした時期のようでその時期の研究結果が今でも息づいているというのはおもしろいものです。

では、具体的にどんな理論かというと、心理学的なアプローチから企業の経営統治をざっくりと2つに分けたのがこの理論です。
マネジメント手法に優劣をつけて鋭く切り込んだのが特徴です。

X理論とは

権限行使による命令統制を特徴とします。
つまり、上司が「指揮・命令」をすることで管理をするという手法です。
人間は生来怠け者であるという前提があり、管理することでパフォーマンスを上げさせることが目的となります。
マズローの欲求階層説にある、下位の欲求が満たされていない人たちにはこの管理方法が有効であると考えたようです。

Y理論とは

統合と自己統制を特徴とします。
命令ではなく、自己統制とそれらの結束による統合を目指します。
人間は生来自らすすんで働く生き物であるという前提に立ち、管理という概念ではなく、自ら進んで行う人たちを統合していくのが経営の目的である、としています。
マズローの欲求階層説にある、下位の欲求は満たされており上位の欲求を求めている人たちへのアプローチと考えたようです。

マグレガーは、X理論を時代遅れの管理方法としており生理的欲求が満たされている現代社会においてX理論は不適当であるとすら考えていました。

その後、理論的な補完を目指してZ理論の構築に挑むものの、志半ばで逝去。
とは言え、自らの責任と自主的な統合を目指すY理論の提唱は後世に大きなインパクトを与えました。

まとめ

皆さんの会社はどちらの理論によって成り立っているでしょうか?
マグレガー的な解釈をするのであれば、X理論による統治は「お子様」なマネジメントだと思います。
しかしながら、日本企業の多くはまだまだX理論的なマネジメントが横行しています。

このブログのある意味でのテーマでもありますが、「自主的にやらせた方が人間はやりがいも感じるし、成長もするもの」だと思っています。

早くY理論的なマネジメントが「標準」になるように祈っています。

ちなみに、X理論だY理論だと言っていますが、古来より日本にはこういう言葉があります。
性悪説と性善説
だいたい似たような意味合いではなかろうかと思います笑

▼今回の記事と併せて読みたい書籍はこちら▼

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

New|最新記事

Ranking|人気記事

Category

Tag

ページトップへ戻る