ビジネス | 「売れない」と嘆いても売れない〜マーケティング思考〜 PART3
POST:2018.07.04
「売れる仕組み」づくり、少しは興味出てきましたでしょうか?
マーケティングに関する知識は、実際の販売だけでなくネット通販や
採用にも応用できるのでぜひ様々な場面で活用していただきたい!
手っ取り早く理解しようと思ったら本屋さんに沢山書籍が出ています。
まずはコトラー&ケラーの「マーケティング・マネジメント」から!(注:ガチの専門書です)
専門書は読むの大変な上にめんどくさいので、かいつまんだところだけご説明を・・・笑
「4P」について
という訳で、今回は「4P」についてです。
まず、4つのPそれぞれについて
Product:製品
Promotion:広告・宣伝
Price:価格
Place:立地・流通
Pで始まる単語の集まりですね(^^)
前回記事で紹介した「STP」で自分たちのマーケティング上の戦略・立ち位置を定めたら4Pを用いて具体的な戦術に落とし込んでいきます。
例えば、飲食店で見てみましょう。
まずは、お店をどこに構えるか。(Place)
駅前は人通りは多いし集客は見込めますが、家賃も高くなるし・・・
とバランスを考えなければですよね!
そして、どのようなコンセプトのお店にしてどんなメニューを用意するか。(Product)
流行りに乗っかってというのもいいですが、「自社にしか提供できない価値はどこか」を考えましょう。
どこかと似たようなコンセプト、メニューだけではいわゆる「差別化」は不可能ですよね。
そして、価格設定。(Price)
差別化要因があるならば多少強気な価格設定でも集客が見込めます。
一方、定番メニューで攻めるならば、他社よりも価格を下げるくらいしか選択肢がありません。
お客さまは「食べ物や飲み物」にお金を出すのではなく、「サービス」や「体験」も含めてお金を出すわけです。
最後にPromotion。
どれだけ味が良くても、サービスが良くても「知られていない」ものは無価値に等しい。
SNSが全盛の今だからこそ広告戦略も重要です。
定番の食べ◯グやチラシなんかもいいですが、Promotionも戦略的にやることでお金をかけずに宣伝も可能です。
テレビやラジオで宣伝するだけがPromotionではありませんし、SNSだけがメディアでもありません。
マーケティングミックス
とまあざっくりと話しましたが、これらの「4P」は独立的に考えるものではなくそれぞれを関連づけて考えることでより効果も上がります。
また、これらを複合的に考え策定をすることを「マーケティングミックス」と呼んだりします。
色々述べていますが、マーケティングを行う上での重要事項は「コンセプト」にあると思います。
コンセプトがなければ、競争戦略も策定できません。
競争戦略がなければマーケティング戦略も策定できません。
つまり、「STP」や「4P」がブレてしまう要因になります。
と、まあマーケティングについてほんの初歩的なことを述べてきました。
タイトルにもしていますが、「売れない」と嘆いても売れるわけではありません。
念じるだけで売れるなら誰も苦労しません。
これまで書いたことは、まだまだ初歩の初歩です。
ぜひ、売れなくて困っている方はご自身でより深い知識を学ばれてみてください!