ビジネス | 【不定期連載(?)】『契約』書ってなんだろね!? 第2回 契約のリスクについて
POST:2018.04.11
前回、契約書を語る前に「契約」についてお話しました。
身近に溢れているので、怖がることはないと書きましたが、
一方で契約には「リスク」も存在します。
契約不履行
代表的なリスクの一つが、『不履行』です。
これは、「約束したことを『やらない』」ということになります。
例えば、友達からお金を借りる時。
これも契約の一つです。
普通なら、「◯◯日後に返すね!」と借りる感じでしょうが、
しばらく待っても返ってこない・・・なーんてことも。
契約は口頭でも成立するので、この場合「◯◯日後」に返済する義務がありますが、「俺そんなこと言ってないよ!」ととぼけられたらどうしましょう?
また、約束された行為が履行はされたけれども「瑕疵(キズ)」がある場合もリスクの一つです。
例えば、中古車を買うとします。
外装もきれいで走行距離も全然走ってなくて大満足!
でも、納車されていざ公道へ!という段階でエンジンがかからない・・・
確かに納車はされたけれども、走らなければ車としての価値はないじゃん!!
となりますよね。
よほどの事に備えて
と、まあリスクも挙げ連ね出せばキリがないくらい存在します。
もっとわかりやすく言えば、契約の裏には常にリスクが存在するということになります。
前回、怖がることはないと言っておきながらリスクだらけとはどういうことだ!
と言われてしまいそうですが・・・
通常、リスクというのは「存在するけれども表面化はしない」ものです。
つまり、よほどのことがない限りトラブルにはならないものです。
ところが、この「よほどの事」が発生することもあります。
そんな時に必要なのが「契約書」となるのです。
という訳で、契約書についての詳述は次回に譲ります。
という訳で、
■今回のポイント■
契約とリスクは表裏一体
正しいリスク管理の一つが「契約書」
では、またいずれ!!